150cm台の低身長さん必見!ワンピース選びのコツとおしゃれなコーディネート例
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サラリと1枚で着てもサマになるワンピースは、コーディネートの強い味方。ですが、身長が150cm以下、150cm台半ばくらいの低身長さんだと、思いのほか裾が長くてバランスよく着こなせない、子供っぽく見えて思ったようなイメージに仕上がらないなど、自分に似合うワンピースが上手く選べない…と苦手意識を感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、低身長さんでも素敵に着こなせるワンピース選びのコツ、コーディネートのポイントをご紹介します!
低身長さんのワンピース選びの基本ポイント
低身長さんのワンピース選びのお悩みとしてよく聞かれるのが、着丈やシルエットの問題。買ったワンピースを着てみたら、思っていたよりも着丈が長かった...。シルエットがイメージと全然違う...という経験は「あるある」のひとつではないでしょうか。そんな失敗をできるだけ避けるため、低身長さんがワンピース選びをする際は、次の基本ポイントを押さえましょう。
◆あえて長めの着丈を選んで低身長を活かす
着丈が長すぎた...という過去の失敗から、ついつい着丈が短いワンピースを選んでしまう低身長さんは多いかもしれません。ですが、低身長さんにこそおすすめなのが、着丈が長めのワンピース。例えばミモレ丈のワンピースなら、本来よりも裾の位置が下がり、低身長さんならではの着丈で着られます。また、マキシ丈のワンピースは、小柄でかわいらしい印象の低身長さんが着ると、そのギャップで一層大人っぽい雰囲気で着こなすことができます。こういった点は、低身長さんだからこそできる着こなし。ただし、裾を引きずるような着丈だと、踏んだり巻き込んだりする可能性があり危険なので、その点は注意して選ぶようにしましょう。
◆重心を上げたデザインでバランスUP
低身長さんが着丈が長めのワンピースを着ると「ワンピースを着こなしている」というより「ワンピースに着られている」という印象になる場合があるかもしれません。これは身体の大部分がワンピースで覆われることで、全体が重たい印象になってしまうのが原因。そこでこれを解消するために取り入れたいのが、重心が高めのデザインです。例えば、胸元に切り替えがある、上半身に目を惹く装飾や柄があるなど、高い位置にデザイン的なポイントがあるワンピースが◎ 自然と目線が上がるため低身長さんでも重たい印象になりづらく、バランスの取れた着こなしになります。
◆柄モノは小さめの総柄デザインが◎
柄モノのワンピースを着たいけど...という場合は、細かいチェック柄や小花柄などの総柄デザインがおすすめです。低身長さんの場合、大きめの柄を着ると幼く見えてしまったり、身長と柄の大きさとがアンバランスに見えてしまいがちです。ですが、小さめの柄は主張が強くないのできれいめの印象に仕上がり、大人っぽい雰囲気で着こなせます。
150cm以下、150cm台半ばの低身長さんの着丈の違いをCHECK!
ワンピースには、マキシ丈、ミモレ丈、ミディ丈、ミニ丈など着丈のバリエーションがたくさんありますが、それは日本人の平均体格をもとにしたもの。低身長さんが着ると、どうしても長くなってしまいます。そのイメージをつかむため、150cm以下と150cm台半ばの低身長さんがミディ丈とマキシ丈のワンピースを着用した際の着丈例をご紹介します。
▼着用したワンピース

ミディ丈(着丈 約99cm)

マキシ丈(着丈 約131cm)
◆150cm以下の場合、ワンピース丈はどう見える?
ワンピースを着用した女性の身長は約148cmです。ミディ丈のワンピースを着用すると、着丈は一般的なミディ丈のイメージよりも長く、ロング丈のようになります。さらに、マキシ丈だと裸足だと床につくくらいの長さになり、靴を履いても裾が足の甲にかかるくらいの着丈になります。
▼ミディ丈の見た目
イメージするミディ丈よりも長い着丈に。


▼マキシ丈の見た目
足元まですっぽり隠れる床ギリギリの着丈に。


◆150cm台半ばの場合、ワンピース丈はどう見える?
こちらの女性の身長は約154cmです。ミディ丈のワンピースを着た場合はミモレ丈くらいの着丈になり、一般的なミディ丈のイメージよりもやや長く感じられます。また、マキシ丈のワンピースの場合はくるぶしが隠れるくらいの長さ。148cmの女性に比べると足元が見える状態の着丈になります。
▼ミディ丈の見た目
ふくらはぎの中間まで隠れるミモレ丈のような着丈に。


▼マキシ丈の見た目
くるぶしは隠れるものの足元は見える程度の着丈に。


低身長さんが着こなしやすいワンピースのデザインとは?
低身長さんの場合、身長の低さを上手くカバーしながらバランスよくワンピースを着こなすためには、どんなデザインを選ぶかがポイントになります。見た目の印象に大きく影響することなので、ここでご紹介する内容をワンピースを選ぶ際の参考にしてみてください。
◆縦長シルエットを作る「Aラインワンピース」
アルファベットの「A」のように、裾に向かって広がるAラインワンピースは、低身長さんにおすすめのデザインです。縦長のシルエットを強調するデザインのため、低身長さんでもスッキリとした印象で着こなせます。着丈や色柄のバリエーションも豊富なので、低身長さんでもお気に入りの一着が見つかりやすいでしょう。ただし、横にボリュームが出すぎると重たい印象が強くなってしまうため、横に広がりすぎないとろみのある素材を選ぶ、オーバーサイズすぎないものを選ぶといったポイントを押さえると良いでしょう。
◆視線を上手に散らせる「デザインワンピース」
シンプルなワンピースをサラリと1枚で着るコーディネートにも憧れますが、低身長さんがそれをやると、余計に身長の低さが目立ってしまうことも...。そのため、ウエスト部分からフリルやラッフルが広がるペプラムシルエットのワンピースや、大ぶりの襟がついたビッグカラーワンピースなど、ある程度デザイン性が強いものを選ぶ方が◎ 視線を散らす効果が生まれ、低身長を感じさせずに着こなすことができます。
低身長さんに似合わないワンピースのデザインと着こなすためのコツとは?
おすすめのデザインがある一方で、低身長さんにはバランスが取りづらく、着こなしが難しい、あまり似合わないデザインのワンピースもあります。ワンピースに着られているように見えたり、スタイルが悪く見えたりするデメリットは確かにあるものの、着こなしのコツを覚えれば見え方が違ってくるので、ぜひ取り入れてみてください。
◆重たい印象になりがちな「Iラインのシンプルワンピース」
アルファベットの「I」のようなシルエットになるIラインワンピースは、スッキリと縦長に見せる視覚効果が期待できます。そのため低身長さんに絶対NGという訳では決してないのですが、デザイン要素の少ないシンプルなIラインワンピースは、ウエスト部分がストンとしてメリハリがつきづらいという特徴があります。低身長さんが着ると重心が低く見え、身長の低さが強調されがちなので、シャツを肩や腰に巻いたり、ベストやシャツを重ねたりするのが◎ こうすることで重心を下げることなくバランスよく着こなすことができます。
◆低身長が強調されがちな「身幅が広いボリュームワンピース」
身幅にたっぷりのボリュームがあるタイプも、低身長さんには似合いづらいワンピースのひとつです。ふわっと広がるラインがとてもかわいらしく見えますが、低身長さんが着ると横方向にボリュームが出ることで、余計に身長の低さが強調されてしまうのです。これを避けるには、ベストを重ねる、シャツを腰に巻く、ベルトでウエストマークするといったコーディネートが有効です。横への広がりをボリュームダウンさせることでスッキリとした着こなしに仕上がります。
ワンピースの着丈が長すぎる場合の対処法は?
低身長さんでも着こなしやすいワンピースを意識して選んだけれど、やっぱり着丈が長すぎる…というケースもあるでしょう。そんなワンピースは、着るのをあきらめるか、お直しに出すかになってしまいがちですが、コーディネート次第でうまく調整できる場合があります。失敗した...!とあきらめる前に、次の対処法を試してみてください。


◆厚底シューズで身長をかさ増し
あともう少し...という程度の着丈調整であれば、厚底シューズや厚底サンダルを合わせることをおすすめします。実際の身長よりも高さが増したぶん裾の位置も高くなり、床に擦ることなく着こなせます。ただし、ボリュームが大きすぎる厚底シューズは全体の印象を重くしてしまうことがあるので、その点は注意が必要です。
◆ウエスト部分で着丈を大幅調整
そこそこ長めに着丈調整が必要な場合は、ウエスト部分を工夫します。ワンピースのデザイン的にベルトでウエストマークができる場合は、絞った部分で身生地をたゆませて裾の位置が上がるよう調整します。ベルトを使うのが難しいデザインの場合はシャツを使います。ウエスト部分にシャツを巻いてベルト代わりにし、同じように裾の位置を上げましょう。
低身長さんにおすすめのワンピースコーディネート
ここからは低身長さんにおすすめしたいワンピースのコーディネート例とそのポイントをご紹介します!結婚式や入園・入学式など、フォーマルシーンに向いているきれいめワンピースと、普段着やおでかけ着に活躍するカジュアルなワンピース、それぞれのスタイルをご提案するので、ぜひ参考にしてみてください。
◆低身長さんにおすすめのきれいめワンピースコーディネート
きれいめワンピース01
ワンピースとトップスがセットになったタイプは、きちんと感が出るのでフォーマルシーンにおすすめです。この時、短め丈のトップスを選ぶと重心の位置が高くなり、重たい印象のコーディネートになるのが避けられます。
きれいめワンピース02
オーバーサイズのジャケットを合わせる場合は袖丈の短いものがベター。腕が見えることで抜け感が生まれ、重たさが軽減されます。袖丈が長い場合は、袖口を折って手首が見えるようにするのも◎
きれいめワンピース03
フォーマルスタイルの定番でもある黒色のワンピースは、上品な透け感のある素材を選ぶと軽さが出ます。また、メタリックカラーのシューズを合わせることで足元が明るくなり、重たくなりすぎません。
◆低身長さんにおすすめのカジュアルワンピースコーディネート
カジュアルワンピース01
シンプルなワンピースには、重心を上げる効果が期待できるベストをコーディネートするのがおすすめ。レザーやデニム、刺繍など季節に合わせたベストをプラスするだけで、こなれ感が出ます。
カジュアルワンピース02
1枚だとかわいくなりすぎてしまうミニ丈のワンピースは、レイヤードスタイルが◎ パンツとレイヤードする場合は、半袖やノースリーブなど腕が出るトップスを合わせて、全体が重たくならないようバランスを取りましょう。
カジュアルワンピース03
シャツを肩に巻き、たすき掛けするのも低身長さんにおすすめのコーディネート。シャツの位置まで目線が上がり、身長の低さが目立ちにくい着こなしになります。シャツの代わりに、やや高めの位置にバッグを斜め掛けにしてもOK。
低身長さんがネットショップで失敗しないためのワンピースの探し方
いつでもどこでも利用できるネットショップはとても便利。服や小物などファッションアイテムの買い物に利用している方も多いはずです。ですが、実際の商品を試着し、どんなシルエットや着丈になるのか確認することができないため、低身長さんの中には結構、失敗しがち...という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでここでは、失敗しないための探し方のヒントをお伝えしたいと思います。
◆スタッフのスタイリング画像を参考にする
ネットショップでは、平置きで商品の全体像を見せるカットや、商品の着用イメージを伝えるモデルカットが掲載されていることが一般的です。ですが、モデルさんは日本人の平均体格よりも身長が高く、手足も長いことが多いため、低身長さんにとっては参考にしにくいと言えるでしょう。この点を配慮して、ネットショップを展開しているブランドの中には、スタッフが商品を着用し、そのスタイリング例を示すコンテンツを提供しているところもあります。この場合、着用するスタッフはモデルではないため、身長も体型も人それぞれ。その中から自分に近い人の画像を見れば、着丈がどのくらいになりそうか、シルエットがイメージ通りか、気になる点が確認でき失敗回避に役立ちます。
◆体格に合ったサイズ提案をしてくれるツールを活用する
ネットショップでのお買い物が当たり前になったことから、オンライン上で試着をサポートするツールも増えています。こういったツールを活用すると、身長や体重などの数値や、肩幅や腕の長さといった身体の特徴、サイズ選びの上で気になるパーツなどを選択するだけで、最適なサイズが分かったり、着用した際のシルエットが確認できたりします。実際に試着をしなくてもイメージがつかみやすいので、ツールが準備されているネットショップを利用すると、失敗の可能性を減らせると言えるでしょう。
最後に
低身長さんがワンピースを上手く着こなすためのコツは、重心を高く見せ、重さを感じさせないこと。横方向のボリュームを抑え、縦長のシルエットを作ること。そして、ネットショップを利用する際は、着丈やシルエットをできるだけ自分の体格と合わせて確認すること。これらができれば、今よりもっと素敵にコーディネートが決まり、おしゃれも一層楽しくなるはずです。
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