URBAN RESEARCH MEN RECOMMEND ITEM

2018Spring/Summerシーズン、新たな試みとして展開しているのは、これまでのセレクトアイテムや別注アイテムより、バイヤー自身のマインドを、より深く反映させたコレクション「BUYER’S RECOMMEND」。同コレクションの中から一部をピックアップし、アイテムへの思い、アイテムが生まれたストーリー・スタイルを、URBAN RESEARCHメンズバイヤー佐藤が解説。今という時代の空気を身にまとったアイテム群からは、目が離せない。

SCYE×URのニュースタンダードな一品 RECOMMEND01:CYE×UR

SCYE別注でTシャツ作りをしたのは、2014S/Sの鹿の子TEE以来です。今回は今までの取り組みから更に掘り下げ、インラインには存在しない度詰め天竺のオリジナル生地を作りました。しっかりしたハリ・コシは残しつつ、キレイな印象に仕上がるように考えました。ポイントは、ネックの細いバインダー。イメージソースにしたのは、アニエス・ベーのミニマルなTシャツと、ポロ・ラルフローレンのワンポイントです。サイのアイコンを直刺繍にし、少しスリムなサイロゴになっています。型も一から起こし、少しゆったりしながらも大人に着ていただけるシルエットに仕上げました。
今期のキーワードである“80’s PREPPY”には、カラフルなワンポイントTEEは欠かせないと思っており、ゆったりしたパンツ、あるいはスリムなパンツにタックインして、サンダルやローテクスニーカーと合わせていただきたいですね。

ナローストラップで最高のバランスに RECOMMEND02:ISLAND SLIPPER×UR

個人的に僕の夏の定番サンダルはISLAND SLIPPER。10代の頃からよく履いていて、長持ちしますが今まで5足履いてきました。URに入社した10年前には既にURでも展開していて、抜群のクッション性の良さから同僚や顧客様にも愛用者が多かったのを覚えています。
色々なブランドがコラボ品を作り様々な形が出ている同ブランドのサンダルですが、シンプルなトングタイプが一番だと思っています。今期は特に再注目していて、URではインラインのものよりストラップをナロー(細身)に別注し、ユニセックスで展開します。今まで自分自身が履いてきた中で、パンツとのバランスが気になっていた部分を変更し、最高のバランスになったと思います。今期、Wranglerに別注したスリムのランチャージーンズとの相性が抜群に気に入ってます。

両ブランドのマインドが合致して生まれた初の別注品 RECOMMEND03:PORTER CLASSIC×UR

PORTER CLASSICとの別注は、URにとって初めての取り組み。あまり「別注」という概念を持ったブランドではないので、これまでなかなか機会に恵まれませんでした。今回別注しているROLL UP SHIRTは、同ブランドのディレクター吉田玲雄氏がいま一番イチオシのアイテムの一つという事と、URからのリクエストが合致した事で生まれました。生地はアイリッシュリネンの最高峰ともいえるHERDMANS社のものであり、非常に細番手の糸で繊細に織ったものです。インラインではWHITE・BLUE・INDIGOの3色を展開なのに対し、今別注はBLACKとOLIVEの2色。
お勧めの着こなしは、BLACKは真夏のオールブラックスタイル(PORTER好きなら間違いない)。OLIVEはチノのようなベージュのボトムや、グレーのボトムで合わせたいですね。

URの定番スニーカー=コートシューズ RECOMMEND04:NEW BALANCE AM210

今期のNEW BALANCE(以下NB)で国内エクスクルーシヴ展開に選んだのは、スケートスタイルから着想を得て生まれたコートシューズ。この「AM210」というモデルを見た時、思い出したのは2015S/Sシーズンにリリースして爆発的な反応があったUR別注のCRT300 SMOKE BLUE。僕の中で、URの定番スニーカー=コートシューズというイメージがあって、NAVYカラーも自分たちのスタイルにぴったりだと思い、MENS・WOMENSで展開することを決めました。NBに関して、数年前のムーブメントと比べて少し落ち着いた印象をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、世界的に2017年からM990V4を筆頭に世界的に再注目されています。余談ですが、NEW YORKでもすごくクールなKITHのセールススタッフがNBを履いていました。こちらのAM210もNAVYのワントーンコーディネートで、ルーズなトップスに細身のボトムなんかが良さそう。紐を変えれば全く別の印象になるのも嬉しいですね。

リラックス感があるけど、90’sを彷彿させるカラー RECOMMEND05:HABANOS×UR

2017S/Sシーズンも、ミリタリーライクな同ブランドの別注Tシャツはリリースしましたが、今シーズンは、HBNSが18S/Sのルックビジュアルで使用している、背景の色から話がスタートしました。
リラックス感があるけど、90’sを彷彿させるような色合い。そんな話の中で出たキーワードが「TIFFANY」。TIFFANYから着想を得たカラーを展開しようと、現在より緑味が強い90'sのTIFFANY BLUEのようなイメージを再現するため生地染めで何度もテストし、納得のいく色に辿りつきました。デザインはインラインのエンブロイダリーTEEをベースにし、サイズをインラインよりワンサイズ大きくしています。
エンブロイダリーTEEは90’sのワークウェアブランドを思わせる雰囲気もありますが、発色の良いものをチョイスし、今期のストーリー性に合わせていきました。ストリート感を出すならチノとの合わせが基本ですが、NAVYやGRAYのスラックスでも合わせてみてほしいです。

満場一致で決まった、WHITEボディ RECOMMEND06:NEXUSVII.×UR

NEXUSVII.が2017A/Wに展開していたものを、2018S/Sアイテムとして別注しました。もともとトラックの幌などの工業用に使われる資材にPVC加工を施した、抜群の耐久性を持ったバッグです。個人的に昨シーズンお店に入荷してすぐにLサイズを購入し、非常に愛着があるという事もあり、すぐにデザイナーの今野さんに相談させていただきました。
今野さんと色選びをする中で、WHITEというのは正直すぐに決定しました。今野さん自身も「インラインでWHITEをやればよかった」と悔やむほど、満場一致でした。サンプルが上がった時も、無機質なボディとオリーブのベルトのコントラストが効いていて、予想通りバッチリの出来だと感慨深かったです。
ALL WHEATHER TOTEという名前のとおり様々な天候に対応可能で、WHITEという色の特性上、経年変化が出てきますが、これからのレジャーシーズンにガシガシ使って、それを楽しんでいただけたらと思います。

sato yusuke
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佐藤 祐輔Sato Yusuke

セールスパーソン、アシスタントバイヤーを経て、2012年よりアーバンリサーチのバイヤーとしてメンズバイイングを担当。国内外の様々なブランドのセレクトをはじめ、Champion、ALPHA INDUSTRIES、MHL.などとの協業によるビッグオーダーから、コアな層に向けた、高感度でニッチな別注アイテムも手掛ける。また国内のデザイナーとのコミュニティブランド「COSEI」と「ZUBON」のディレクションを担当。